牡羊座に月があると

本当に短気なの

占星術では、太陽が牡羊座の0度に戻ってくるときを春分と定めています。この春分の瞬間のホロスコープがこれからの一年を表す重要な鍵となるのですが、な、なんと今年は、この重要なポイントに海王星と土星もコンジャンクションになるという歴史的な配置になっています。土星と海王星がコンジャンクションになったのは、直近ではベルリンの壁が崩れたときですが、そのときはここまでドラマチックな配置ではありませんでした。今回はきな臭い世界情勢と合わせて、牡羊座の戦闘的な側面が発揮されるのか注目を集めています。そんな中、ここではちょっと視点を変えて、牡羊座に月がある人の傾向を考えてみました。

実は月が牡羊座にある場合、太陽があるときほど短気な傾向は出てきません。最も強く発揮されるのは直感です。しかも驚異的に鋭い直感の持ち主だというのに、なぜか本人はあまり気づいていないことが多いようです。でも、運動中や運転中にピンと来て、危険を回避する能力はピカイチ。動いているときにそんな現象が起きるのは、いかにも火の星座らしい現象です。そしてもう一つは、何らかのトラブルに遭遇して弱気になればなるほど、明るく強気に振る舞ってしまう、というまるで昭和の少女漫画のような健気なヒロイン気質でしょう。しかもこの現象がでているときには、本人の理性も自分はそのように元気なのだと感じて疑いません。そのため、限界がくると心身ともにエネルギーが切れてしまって、コントロールがつかなくなりがちです。

短気なのは

とはいっても、もちろん牡羊座特有の気の短さも持ち合わせていますが、公の場所ではあまり出てきません。逆に身内や恋人に対してはワガママかつ短気な態度であたり散らす、という最低なところが。しかもその八つ当たりを受け入れてもらえないと一人で勝手にひどく落胆し、相手を信じられない、もうだめだ、などと落ち込んでしまいやすいのですから、手におえません。それだけ聞くと冗談じゃない、と思えるかもしれませんが、その裏側には、牡羊座に月がある人は他人の嘘や隠し事を見破る能力が高い、という理由があります。それなのに相手が家族や恋人といった、自分に近い存在になるほど見抜く力が落ちていってしまうので、よけいに裏切られた、という落胆が強いのでしょう。

そんな明暗の差が激しい心を抱えているせいでしょうか、頭痛や不眠に悩みやすい人も多いようです。

熱い人です

とにかく情熱的な人です。熱狂的に何かに夢中になるのですが、その対象は人、もの、芸術作品など様々であり、熱中している間は文字通り、そのために生きていると公言して憚りません。しかし、一定の熱中期間が終わると憑き物が落ちたように対象から離れて、また新たな対象に熱狂し始めるので、周りの人からこれが好きだったでしょ、などとプレゼントをもらうのは苦手。自分の好きを独占したいというよりは、マイブームがいつ終わるか自分でもわからない、人から何かもらうと処分するのも悪いし、といった遠慮からなのです。

そして、隠し事ができないのでとても誠実な友人にもなるでしょう。きっと熱い友情が築けること、間違いありません。

著者について

ヘイズ中村は子供の頃から神秘の世界に魅せられ、長じて占い師、魔術研究家になりました。とくにトート・タロットに惹かれて『決定版・トート・タロット入門』も執筆しました。隙間時間には下手の横好きなレース編みをしたり、異次元に想いを馳せられるSF映画など楽しんだりしています。

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