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断るという勇気

「講座全部で五万円と謳っているのに、実際にはもっとたくさんの金額を請求された」とか、「卒業証明書は五十万円です、それがないと受講する意味がないですよ、などと複数の人から迫られて怖かった」という話は、それこそ文字通りの「耳タコ」状態でよく聞きます。しかし不思議なのは日本全体がどんどん景気が悪くなっていく一方だというのに、こうした講座経営がいつまでも生き残っていること。毎日の買い物で数円単位の違いにため息をついている人たちが、どうしてこんなところにひっかかってしまうのでしょうか。

内側から外側へ

もちろん、どうしてこうなっているのかは簡単にわかります。ウクライナ戦争、ガザでの虐殺、さらにアメリカの大統領が世界中に仕掛けた理屈の通らない貿易戦争。そして気候変動による様々な作物の不作といった、生活への不安材料が揃い踏みなのですから、なけなしのお給料からまずは少し蓄えて、その後に値上がりした食材を買って、それ以外は節約して頑張る、という毎日になっているは当然です。占いどころではない、というのが正直なところでしょう。

ワークショップ始めます

Fortuna Moon では十年前から講座やさまざまなイベントを通して、皆様に西洋神秘学や西洋近代儀式魔術、現代魔女術についてお話をさせていただいています。また、遠隔地におられたり、お仕事で講座には出席しにくい、という方々を対象に最近では気軽に参加できるオンライン講座も開催しています。そのような講座の中で難しいのが、どうしても知識に関するものばかりが多くなってしまいがちなことです。

私が占いを教える理由

長いこと、ヘイズ中村の著作などをご愛顧くださっている方々は、元々の私がそんなに積極的に外に出ていくタイプではないのをご存知だと思います。しかも、体力がないことには誰よりも自信がある!という状態なのにどうして毎週、山の中から東京や名古屋までえっほえっほと出かけていくのか。それに関して、かなり侮辱的な噂から、シンプルな疑問まで多様なお言葉をいただいています。黙っているばかりが正解ではないよなとも思いましたので、この場を使ってちょっと説明させていただこうと思います。