蠍座に月があると
魅力と恐怖のどちら
大抵の占い好きさんは、自分が何座生まれなのか、つまり自分の太陽が何座に入っているのか、はわかるでしょう。そして正直にいって、何座生まれはどうだからこうだから、といった情報はちょっと溢れすぎているような気もします。でも太陽だけで全ての性格がわかるわけではありません。太陽のパートナーでもある「月」がどこにあるかが、特に内面の性格などではとても重要なんです。自分の月が何座にあるか知らない人は、ネットで簡単に検索できますよ。ということで、蠍座に月がある人がどんな心模様を描きやすいか、ちょっと解説してみますね。
生まれたときの月の位置が蠍座にある人の一番の特徴は、非常に感情の波や人の好き嫌いが激しいことでしょう。ですが、本人はその激しさをほとんど表面には出しませんから、周囲からは様々な誤解を受けやすいようです。そしてちょっと奇妙なのは、本人は大抵のことを、おおよそ自分の好き嫌いをもとに反応しているのですが、周囲からは真面目で深く物事を考えて結論を出していると思われがちなことでしょう。ということは、月が蠍座にある人の好き嫌い感覚は、かなり物事を核心をとらえている、といえます。
結果的秘密主義
さて、太陽が蠍座にある人同様、神秘的な人が多いのでしょうか。この点については、どうやら自分の感情を言葉にすることがあまり上手ではない、という傾向から、結果的に秘密主義になってしまう、あるいは秘密主義だと思われることが多いようですが、第一印象で「神秘的な人だな」と思われることは少ないようです。しかし、神秘的な能力そのものには、非常に恵まれている人が多いのが特徴です。
こんな能力が
神秘的、ということで占いができる人が多いのかと思うかもしれませんが、それだけではありません。実際に多いのは、サイコメトリーという、なんらかの物品に触れて、その持ち主の性質などを当てる霊能力の持ち主です。また占いが好きで上手な人も多いですが、特に手相など相手に触れる占いの能力に恵まれている人が目立つようです。この能力が高くなると、人によっては触れるだけで植物や動物の気持ちが分かる場合もあるといいますから、これは単なる神秘ではなく、超能力や霊能力に近いといえるかも。
そして、周囲にいる多くの人に、その神秘的な存在感を振りまきます。周りにいる人たちは本能的に畏怖感を感じたり、潜在意識を刺激されたりするでしょう。しかも相手自身も気がついていないような悩みや真実などを見抜く力がある人も多いですから、これは太陽が蠍座にある人よりさらに神秘的な能力に優れている、と考えられます。
セクシーさは
さて、もう一つ蠍座の特徴とされるのは「セクシー」だということです。とはいっても、月が蠍座にある人は、そんなに性的魅力が飛び抜けている、というわけではありません。その点ではごく平均的な人が多いようです。でも本人は、肉体的な欲求はなくても、常に異性との交流を求めていますし、自分の好意を拒絶されると激しい嫉妬や怒りを抱くことが多いようです。それだけに恋愛にかけるエネルギーは強く、これも結果的にはセクシーな魅力を発揮することになります。
そんなことから、恋に惑いやすいのではないか、相手に騙されやすいのではないか、といった指摘も受けるようですが、実際は自分を誰よりも信頼しているタイプなので、ちょっとやそっとで騙されることはありません。また恋愛とは関係なく、身近な人たちには極端なまでの誠実さを発揮する、頼れる人でもあるのです。
そんな蠍座に月がある人たち。十月下旬から十一月の半ばまでは、太陽の刺激を受けるのでこうしたパワーがより発揮されやすくなるはず。自分の隠された能力を再確認してみませんか。








