水晶球の選び方

スクライングに便利なのは

水晶球霊視にどんな水晶が使えますか?という質問は意外に多くいただいています。もちろん、講座の中でもしっかりご説明はするのですが、それ以外でも簡単に見分けられる点や、意外な盲点などなどについて、お話ししていきます。それなりの金額がかかる道具ですから、納得して選びたいですよね。

質問の中で一番多いのが、天然水晶でなければダメですか?という質問です。水晶というのは、二酸化ケイ素 が結晶してできた鉱物。ほぼ二酸化ケイ素だけでできている単結晶鉱物ですので、人造だろうが天然だろうが内容物は同じです。確かに天然物には人造水晶にはない不思議な輝きがあるのも事実ですが、スクライングに使うには全く関係ありません。逆に、練習中は高い水晶をピリピリしながら使うよりは、手軽な人造水晶の方が便利かもしれません。

次によく質問されるのが、どれくらい大きければ十分ですか、というもの。この場合、確かに大は小を兼ねるのですが、大きな水晶は重たくて運ぶのが大変なのも、確か。ということで、大体直径五センチくらいのものを最大として、最低は一寸球と呼ばれる三センチ強のサイズとなります。理論的にはスクライングができる最小値は、ご自分の親指の爪の広さとなりますが、これじゃ見づらくてしょうがないですから、予算の許す範囲で大きめなものにした方が良いでしょう。予算がゼロだったら、サラダボウルのようなガラス容器に水を入れたものでも練習できますよ。

水晶以外でも見えるのか

先ほどお話ししましたように、ガラスボウルに水や墨汁を入れたものでもスクライングはできます。ただ、質問される方の意図は多くの場合、ローズクォーツやアメジスト球などでも見えるのか、ということにあるようです。この場合の回答は、すみませんが否、です。おそらくは光の屈折率が違うためです。

では、同じ水晶でも、クラックが入っていたり、針入りと呼ばれる鉱物の筋が入っているものはどうか、という問題なのですが、これは見える人は見えるし、見えない人は見えない、という微妙な回答になります。クラックが入ったりすると、いわば森の中で遠くを見ようとするような感じになりますから、見えるとはいっても、視界がある程度は遮られてしまうことが多いのです。

でもそれは絶対ではありませんし、どんなにクラックが入っていてもお気に入りの水晶だから、それでなければスクライングできない、という人もけっこう、おられます。悩んでいたら、いつでもヘイズまで声をかけてくださいね!

著者について

ヘイズ中村は子供の頃から神秘の世界に魅せられ、長じて占い師、魔術研究家になりました。とくにトート・タロットに惹かれて『決定版・トート・タロット入門』も執筆しました。隙間時間には下手の横好きなレース編みをしたり、異次元に想いを馳せられるSF映画など楽しんだりしています。

ヘイズ中村は下記のサイトでも活躍しています。ご意見や質問などお待ちしております!