内側から外側へ


もちろん、どうしてこうなっているのかは簡単にわかります。ウクライナ戦争、ガザでの虐殺、さらにアメリカの大統領が世界中に仕掛けた理屈の通らない貿易戦争。そして気候変動による様々な作物の不作といった、生活への不安材料が揃い踏みなのですから、なけなしのお給料からまずは少し蓄えて、その後に値上がりした食材を買って、それ以外は節約して頑張る、という毎日になっているは当然です。占いどころではない、というのが正直なところでしょう。
もちろん、どうしてこうなっているのかは簡単にわかります。ウクライナ戦争、ガザでの虐殺、さらにアメリカの大統領が世界中に仕掛けた理屈の通らない貿易戦争。そして気候変動による様々な作物の不作といった、生活への不安材料が揃い踏みなのですから、なけなしのお給料からまずは少し蓄えて、その後に値上がりした食材を買って、それ以外は節約して頑張る、という毎日になっているは当然です。占いどころではない、というのが正直なところでしょう。
最近の日本のネット界隈で、この社会の分断化現象に付随して唱えられているのが、親ガチャ外れ、という概念のようです。つまりくじ引きのように裕福で教養と愛情のある両親のもとに生まれなかったから、良い教育もうけられず、性格も歪んで、ルックスも磨くことができずに将来の可能性がない、といった論調がそこに続きます。確かに、生まれはその後の人生を大きく左右するものなのは間違いありませんが、本当にそこから抜け出すことはできないのは違う、と思うのです。与えられたものにこだわるより、自分で獲得する方法を模索するべきではないのか、と。
世界中で戦火があがり、日本でもほぼ毎日といってよいほど、世間を騒がす大きな事件がある。そんな一年でしたが、なんとか皆様のおかげで今年も最後まで走り抜くことができました。来たる一年がどんな年になるのか。世界情勢を語るのはいささか無理がありますが、せめて干支の「蛇」について語りましょうか。
同じ趣味には同じタイプの人が集まります。家族や夫婦は長い年月、同じ時間を共有することで性格や行動パターンがよく似てきます。それは事実ですし、そうした根本的な部分が似てくれば、運勢も似てくる可能性はあるかもしれません。ただ、それだからといって「不運な人と付き合うと、自分も不運になる。だから不運な友人とはさっさと縁を切る」という考えには首を傾げてしまいます。