占い師になりたいならば


ここ数年、これからお話しするような相談がとても増えているような気がします。その度に、真剣に回答したり、SNSなどで私の正直な見解を公表してきました。ただ、何度も繰り返しているうちに、細切れで色々なところに引用されるようになっているようなので、誤解を避けるためにまとめてここでお話ししようと思います。これはあくまでも私自身の考えであり、絶対にこれが正しい、などと主張するものではありません。
ここ数年、これからお話しするような相談がとても増えているような気がします。その度に、真剣に回答したり、SNSなどで私の正直な見解を公表してきました。ただ、何度も繰り返しているうちに、細切れで色々なところに引用されるようになっているようなので、誤解を避けるためにまとめてここでお話ししようと思います。これはあくまでも私自身の考えであり、絶対にこれが正しい、などと主張するものではありません。
しばらくブログをお休みしちゃってすみませんでした!新しく始まった魔女講座や、今月末に開講する錬金術講座の準備でてんてこ舞いだったところに加えて、持病の薬が変わったのがどうにも体に合わずにダウンしたりして、すっかり時間がなくなってしまいました。今回は、その前から考えていた「カード占いは色々できた方がいいのか」について書いていきます。
「講座全部で五万円と謳っているのに、実際にはもっとたくさんの金額を請求された」とか、「卒業証明書は五十万円です、それがないと受講する意味がないですよ、などと複数の人から迫られて怖かった」という話は、それこそ文字通りの「耳タコ」状態でよく聞きます。しかし不思議なのは日本全体がどんどん景気が悪くなっていく一方だというのに、こうした講座経営がいつまでも生き残っていること。毎日の買い物で数円単位の違いにため息をついている人たちが、どうしてこんなところにひっかかってしまうのでしょうか。
もちろん、どうしてこうなっているのかは簡単にわかります。ウクライナ戦争、ガザでの虐殺、さらにアメリカの大統領が世界中に仕掛けた理屈の通らない貿易戦争。そして気候変動による様々な作物の不作といった、生活への不安材料が揃い踏みなのですから、なけなしのお給料からまずは少し蓄えて、その後に値上がりした食材を買って、それ以外は節約して頑張る、という毎日になっているは当然です。占いどころではない、というのが正直なところでしょう。