魔術に興味を持った当初の私は、バリバリの儀式魔術師志願でした。でも、そのための修行を始めると「あれ?これってすっごく古い家父長制度のもとの修行だよね?」と思うことばかり。例えば、日拝というベーシックな修行一つをとってみましょう。ざっくり説明すると、これは日の出、太陽の南中時、日没、そして北中時に起きて、太陽を崇拝するというトレーニングです。地球のリズムを実感し、自分を律する習慣をつける、といった効果があるのは確かです。ただこれ、小さいお子さんがいる女性ができますか。夜中に飛び起きたりしたら、子供は起きて泣き出しますよね。
同じ趣味には同じタイプの人が集まります。家族や夫婦は長い年月、同じ時間を共有することで性格や行動パターンがよく似てきます。それは事実ですし、そうした根本的な部分が似てくれば、運勢も似てくる可能性はあるかもしれません。ただ、それだからといって「不運な人と付き合うと、自分も不運になる。だから不運な友人とはさっさと縁を切る」という考えには首を傾げてしまいます。
魔女術と魔女宗の違いについて、ここでジャンルや名称に細かくこだわると何冊も本が書けてしまうので、簡単に説明します。魔女術は、今、みなさんが大体イメージするような魔女活動を広く指すもの。対する魔女宗は、女神崇拝という側面を強く打ち出していて、極端な場合は占いなどは全くせず、女神を崇拝し、祈るだけという一派もあるほどです。基本的には西洋の男性一神教、父系家長文化に対抗しての女神崇拝や、多神教崇拝、母系文化を強調することが多く、文化的背景の異なる日本ではあまり注目されていません。
世間一般の感覚とは異なり、新型コロナはまだまだ猛威を奮っていますし、命を落とされる方も決して少なくありません。それと同時に、急性期の症状は治ったものの、多種多様なコロナ後遺症と呼ばれる症状に悩まされる人も増え続けているように感じます。今回は、私自身の体調の変化や、それに伴う生活の変更などについてのごく私的なブログになります。